メロンパンの作り方(失敗しないレシピ)


私はメロンパンが大好きで、自分でも美味しいメロンパンが作れないかと思ったのが作り始めたきっかけでした。簡単に作れると思ったら意外と難しくて、何度も何度も失敗しながら作り続けてやっとちゃんと出来たレシピです!

生地はホームベーカリーを使っているので簡単ですが、問題はクッキー生地! メロンパンの失敗の原因はほとんどがこのクッキー生地だと思うのでこのレシピではクッキー生地が割れにくいポイントを紹介しながらレシピを書いていきたいと思います!!


メロンパンの作り方

  1. パン生地の材料をホームベーカリーに入れ、パン生地を作る。
  2. パン生地を作ってる間にクッキー生地を作る。
  3. 両方出来たらメロンパンの形を作る。
  4. 2次発酵させる。
  5. オーブンで焼く!

作り方をざっくり説明するとこんな感じです!


材料 (メロンパン10個分)

パン生地

強力粉250g
45ml
牛乳50ml
溶き卵50ml
バター45g
砂糖50g
2g
ドライイースト3g

クッキー生地

溶き卵(室温)36ml
薄力粉120g
バター(室温)36g
砂糖76g
砂糖(仕上げ用)適量

Step 1: ホームベーカリーでパン生地を作る

  • ホームベーカリーに全てのパン生地の材料を入れ、生地作りコースで1次発酵まで終わらせる。
  • 材料を入れる時は水と牛乳から入れるとちゃんと混ざりやすいです。(適当に入れるとたまにちゃんと混ざってない事もあるので)

Step 2: クッキー生地を作る

  • 室温に戻したバターを泡立て器で混ぜ、マヨネーズ状に柔らかくなるまで混ぜる。
  • そこに砂糖を入れ、白っぽくなるまでよく混ぜる。
  • 室温にした溶き卵を少しずつ加えながらさらに混ぜる。ちゃんと混ざったのを確認してから少しずつ溶き卵を入れて混ぜてください。卵は室温じゃないと分離しやすいので必ず室温にしたものを入れて下さい。
  • 薄力粉を振るいながら入れ、ゴムベラに持ち替えてさっくりと粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。
  • ちゃんと混ざったらクッキー生地をラップに包み、15分間冷蔵庫に入れておく。

Step 3: メロンパンの形づくり

  • パン生地が出来たら生地の重さを計り、10等分にして一つずつ丸め、ラップか濡れ布巾をかけて15分ベンチタイム。
  • クッキー生地も10等分にし、乾燥しないようにラップをかける。
  • ベンチタイムが終わったらパンにつける前にクッキー生地をよくこね、伸ばしてもすぐに切れないくらいこねる。
  • 生地がよく伸びるようになったらまた丸めてパン生地に乗せられるくらいの大きさの丸型に伸ばす。
  • 丸めたパン生地を伸ばしたクッキー生地の上に置き、クッキー生地の中にパン生地を入れていくような感じで包むようにして形を作る。
  • 出来たらクッキー生地にグラニュー糖をつけ、スケッパーなどで縦横3、4本の線を入れる。

*私が参考にした動画です。

Step 4: 2次発酵させる

  • 天板にクッキングシートを敷き、メロンパンを並べていき、35度のオーブンで30〜40分間、2次発酵させる。(2倍くらいの大きさになるまで)

Step 5: オーブンで焼く

  • 190度に予熱したオーブンで10分焼いて完成!!(乾燥が気になる時は霧吹きをしてからオーブンに入れると良い)
  • 家のオーブンによって違うと思うので最後2、3分は焦げないように様子をみたら良いと思います。火力が強いオーブンの場合は180度で焼いても大丈夫です。

メロンパンを作るコツ

  • クッキー生地をちゃんと伸ばしてから使う(ちゃんと伸ばさないと2次発酵の時クッキー生地が割れやすいです)
  • クッキー生地を冷蔵庫に入れすぎない!15分をちゃんと守ること!!
  • 乾燥に気を付ける(パン生地とクッキー生地にラップをかけたまま作業する)

違う味のメロンパンの作り方

  • 違う味のメロンパンを作る時は、クッキー生地を作るときに薄力粉の量を5g減らし、5gココアパウダーや抹茶パウダー、苺パウダーを入れて作って下さい。(写真は苺パウダーです)
  • あとの作り方は全部一緒です。(他の粉を入れる事で少しクッキー生地が割れやすくなったりします)
  • チョコチップを入れる時はクッキー生地を伸ばすときにチョコチップを混ぜてから形を作ります。ちょっとクッキー生地が割れやすくなりますが美味しいです!
  • クッキー生地を伸ばしてパンに付ける前にチョコチップをつけてからパン生地につける方法もあります!

メロンパンの歴史

メロンパンの由来はいろいろ説があって実は謎です!日本が発祥地なのか外国から来たのかはっきりとしていないそうです。確かに海外でパン屋に行った時、メロンパンのようなパンがあったりします!

日本でメロンパンが誕生したのは1930年頃で、丸い形は元々日の出をイメージし、今と同じビスケット生地を乗せた『サンライズ』という名前のパンだったそうです。なんでメロンパンという名前になったかというと、それも説が多々ありますが、一番分かりやすいのは日本の食卓にマスクメロンが並ぶようになって、サンライズがマスクメロンに似ていたことから『メロンパン』と呼ばれるようになった説が一番しっくりくるかなと思います。

1930年代というとまだ戦時中で食べ物もろくにない時代だったので、メロンパンのような甘いパンはとても貴重だったのではないでしょうか。こんな昔からあったなんて正直驚きました。なので人によってはとても思い出深いパンかもしれませんね。


あとがき

メロンパンは私も子供の頃から大好きで、パンといったらメロンパン!!みたいないつもパンを選ぶ時は必ずメロンパンを買っていました。

でもアメリカに住み始めてからメロンパンが食べたくても売っていないので自分で作るようになりましたが、メロンパンは意外と難しくて、たくさん失敗を繰り返しながらやっとまともなメロンパンが作れるようになりました。

それでも、その時の気候によって、温度、湿度が変わるので、いつも必ず成功するわけではありません。私はその時の気候に合わせて冬だったら本当に乾燥しているので、2次発酵するときに霧吹きをかけてから発酵させたりしています。あとは作業しながら乾燥しないようにちゃんとラップをかけること。めんどくさがらずにクッキー生地をちゃんと伸ばすこと。

完璧じゃなくてもメロンパンの味はちゃんとするし、それはそれで美味しいです!一番は楽しんで作ることだと思います!楽しんで作れば失敗してもなんだか失敗したそのパンがちょっと愛おしく感じるし、また次頑張ろう!!と思えます!!

このサイトを通して少しでも多くの人が料理を楽しんでもらえたら嬉しいです!

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